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2018年01月03日

No.123:橋本七度煎

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.123:橋本七度煎
No.123:橋本七度煎
     品名 : 橋本七度煎
     製造 : 愛知県第一製薬株式会社
     分類 : 引風の良薬
     年代 : 昭和15~27年(1940~1952年)
     定価 : 5円(3袋入)、不明(7袋入) ※値札は15円(3袋入)、53円(7袋入)
     寸法 : 10.6×7.7×2cm(3袋入)、13.5×8.8×2.6cm(7袋入) ※外箱

身体に優しい風邪薬「橋本七度煎」です。

「橋本七度煎」は生薬のみを配合した風邪薬で、5度振り出し2度煎じることからその名が付いたようです。
結局のところ1袋で2回分と言うことになるんですかね?

恐らく「橋本新造」さんが開発したのだと思いますが、「橋本新造」さんが何者なのかは不明。


製造元の「愛知県第一製薬株式会社」の沿革については詳細不明。
有名な「第一製薬株式会社」とは無関係だと思います。

最近まで「橋本七度煎」を製造していた「橋本七度煎株式会社」の住所と同じですので、
同じ会社だと思います。

残念ながら「橋本七度煎株式会社」は廃業してしまい、現在「橋本七度煎」は製造されていないもよう。



外箱
No.123:橋本七度煎
No.123:橋本七度煎
最近まで製造されていたものとほぼ同じデザインです。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、昭和30年以前の品であると推測出来ます。

横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。

収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。

「マル公」(公定価格)が押されている価格統制品、いわゆる「統制品モノ」ですので、
昭和15~27年の品であると判断出来ます。

以上のことから、この品が昭和15~27年に製造されたと判断出来ますね。



残念ながら未開封品の為、中身をご紹介することが出来ません。



現在当資料室の「橋本七度煎」の在庫数は3袋入・7袋入各2個となっております。


それでは、またのお越しを・・・



※当資料室の注意事項
   ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
   ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
   ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
   ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。


【室長日誌】

連投すると書くことなくなりますね。


ちなみに「旧字体モノ」「右書きモノ」「統制品モノ」は私が勝手に名付けただけですので、あしからず。


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