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2024年03月29日

No.166:塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.166:塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)
No.166:塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)
   品名 : 塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)
   製造 : 静岡製剤株式会社
   分類 : 口内殺菌薬(口内諸病歯痛咽喉痛の特効薬)
   年代 : 昭和15~21年(1920~1946年)
   定価 : 30銭(5包入)
   寸法 : 12.3×8.5cm
   個数 : 1個

読み方が独特な「塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)」です。

「塩剥含嗽剤」と書いて「ふくみぐすり」と読むみたいですが、
実際は「えんぼつがんそうざい」と読みます。

「塩剥」は「塩素酸カリウム」、「含嗽剤」は「うがい薬」のことなので、
早い話が「塩素酸カリウムのうがい薬」ということです。

効能から考えると、「うがい薬」と言うよりは「洗口液」と言った方がしっくりきますね。


製造元の「 静岡製剤株式会社」の沿革については詳細不明。



外袋
No.166:塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)
No.166:塩剥含嗽剤(ふくみぐすり)
静岡県の製薬会社だけあって、富士山がデザインされいていますね。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。

横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。

収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。

価格単位が「銭」となっていますので、昭和28年以前の品であると判断出来ます。

「マル停」(停止価格)が押されている価格統制品、いわゆる「統制品モノ」ですので、
昭和15~21年の品であると判断出来ます。

以上のことから、この品が昭和15~21年に製造されたと判断出来ますね。



残念ながら未開封品の為、中身をご紹介することが出来ません。



この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
 私は洗口液は「ピュオーラ」を愛用しています。
 ちなみに液体歯磨きは「リステリン」を愛用しています。


【当資料室の注意事項】
 ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
 ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
 ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
 ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
 ●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
 ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。



Posted by パイル二等兵 at 18:00│Comments(0)口内殺菌剤
 
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