2024年03月12日
No.163:虹波(武田ver.)
ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・
資料No.163:虹波(武田ver.)
品名 : 虹波
製造 : 武田薬品工業株式会社
販売 : 虹波社
分類 : 外科的化膿性疾患治療剤 / ネオチアニン系感光色素製剤
年代 : 昭和22年(1947年)
定価 : 不明
寸法 : 6.2×2×2cm ※外箱
資料No.163:虹波(武田ver.)
品名 : 虹波
製造 : 武田薬品工業株式会社
販売 : 虹波社
分類 : 外科的化膿性疾患治療剤 / ネオチアニン系感光色素製剤
年代 : 昭和22年(1947年)
定価 : 不明
寸法 : 6.2×2×2cm ※外箱
前回ご紹介した「No.162:虹波(理研ver.)」の武田薬品バージョンです。
基本情報は前回と同じなので、そちらを参考にされて下さい。
「理研」、「武田薬品」以外にも「塩野義製薬」、「佐藤製薬」などの錚々たる薬品メーカーが、
製造販売に携わっています。
製造元の「武田薬品工業株式会社」の沿革は以下の通り。
天明元年(1781年)
「初代近江屋長兵衛」が大阪道修町に薬種仲買商店「近江屋長兵衛商店」を創業。
詳細時期不明
「武田長兵衛商店」と商号変更。
明治28年(1895年)
大阪に自社の専属工場として内林製薬所を設立し製薬メーカーとなる。
大正3年(1914年)
「武田研究部」を設立。
大正4年(1915年)
「武田製薬所(現・大阪工場)」を開設。
大正7年(1918年)
「武田製薬株式会社」を設立。
大正10年(1921年)
子会社「大五製薬合資会社(現・日本製薬)」を設立。
子会社「天藤薬化学研究所(現・天藤製薬)」を設立。
大正11年(1922年)
化学薬品部門を分離し、子会社「武田化学薬品株式会社(現・富士フイルム和光純薬)」を設立。
大正14年(1925年)
「株式会社武田長兵衛商店」設立。
昭和15年(1940年)
子会社「武田化成株式会社(現・田辺三菱製薬)」を設立。
昭和18年(1943年)
「武田薬品工業株式会社」に社名変更。
販売元の「虹波社」の沿革については詳細不明。
外箱
前回の理研バージョンとほぼ同じです。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、昭和30年以前の品であると推測出来ます。
「武田薬品工業株式会社」名義ですので、昭和18年以降の品であると判断出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。
「B.22.10.2.744」のスタンプが押されているので、
おそらく昭和22年10月2日に製造されたと思われます。
以上のことから、この品が昭和22年に製造されたと判断出来ますね。
中身
こちらも前回同様、説明書と墨色の紙に包まれた筒状の薬剤ですね。
説明書 ※画像をクリックすると拡大します
基本的な内容は「理研」のものと同じですが紙質が違います。
当然ですが、表記されている社名の順番も違いますね。
現在当資料室の「虹波(武田)ver.」の在庫数は9個となっております。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
「塩野義製薬」、「佐藤製薬」の「虹波」も入手してみたいですが、おそらく厳しいでしょうね…
【関連リンク】
武田薬品工業ホームページ
武田薬品工業 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の薬品類を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでいるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
基本情報は前回と同じなので、そちらを参考にされて下さい。
「理研」、「武田薬品」以外にも「塩野義製薬」、「佐藤製薬」などの錚々たる薬品メーカーが、
製造販売に携わっています。
製造元の「武田薬品工業株式会社」の沿革は以下の通り。
天明元年(1781年)
「初代近江屋長兵衛」が大阪道修町に薬種仲買商店「近江屋長兵衛商店」を創業。
詳細時期不明
「武田長兵衛商店」と商号変更。
明治28年(1895年)
大阪に自社の専属工場として内林製薬所を設立し製薬メーカーとなる。
大正3年(1914年)
「武田研究部」を設立。
大正4年(1915年)
「武田製薬所(現・大阪工場)」を開設。
大正7年(1918年)
「武田製薬株式会社」を設立。
大正10年(1921年)
子会社「大五製薬合資会社(現・日本製薬)」を設立。
子会社「天藤薬化学研究所(現・天藤製薬)」を設立。
大正11年(1922年)
化学薬品部門を分離し、子会社「武田化学薬品株式会社(現・富士フイルム和光純薬)」を設立。
大正14年(1925年)
「株式会社武田長兵衛商店」設立。
昭和15年(1940年)
子会社「武田化成株式会社(現・田辺三菱製薬)」を設立。
昭和18年(1943年)
「武田薬品工業株式会社」に社名変更。
販売元の「虹波社」の沿革については詳細不明。
外箱
前回の理研バージョンとほぼ同じです。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、昭和30年以前の品であると推測出来ます。
「武田薬品工業株式会社」名義ですので、昭和18年以降の品であると判断出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。
「B.22.10.2.744」のスタンプが押されているので、
おそらく昭和22年10月2日に製造されたと思われます。
以上のことから、この品が昭和22年に製造されたと判断出来ますね。
中身
こちらも前回同様、説明書と墨色の紙に包まれた筒状の薬剤ですね。
説明書 ※画像をクリックすると拡大します
基本的な内容は「理研」のものと同じですが紙質が違います。
当然ですが、表記されている社名の順番も違いますね。
現在当資料室の「虹波(武田)ver.」の在庫数は9個となっております。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
「塩野義製薬」、「佐藤製薬」の「虹波」も入手してみたいですが、おそらく厳しいでしょうね…
【関連リンク】
武田薬品工業ホームページ
武田薬品工業 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の薬品類を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでいるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
Posted by パイル二等兵 at 00:00│Comments(0)
│内服薬