2023年02月13日
No.144:ウルチカ
ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・
資料No.144:ウルチカ

品名 : ウルチカ
製造 : 小林薬品株式会社
分類 : 内服薬(発疹解毒新剤)
年代 : 戦前~戦後直後
定価 : 2円(7日分)
寸法 : 7.7×5.2×2.2cm ※外箱 直径cm、高さcm
個数 : 2個
資料No.144:ウルチカ

品名 : ウルチカ
製造 : 小林薬品株式会社
分類 : 内服薬(発疹解毒新剤)
年代 : 戦前~戦後直後
定価 : 2円(7日分)
寸法 : 7.7×5.2×2.2cm ※外箱 直径cm、高さcm
個数 : 2個
発疹を解毒と言う観点から治療する「ウルチカ」です。
解毒とありますが、もしかすると単なる下剤かもしれません。
商品名の「ウルチカ」は蕁麻疹の英語表記である「Urticaria」から来ているようです。
製造元である「小林薬品株式会社」の沿革については詳細不明。
「小林製薬」との関連性については同社広報から無いとの連絡を頂きました。
しかし「小林薬品」が「小林製薬」と同じ名古屋の会社であることと、
同名の商品が両社から発売していることからすると、関連性が全く無いとは思えません・・・
「小林大薬房」時代の子会社、もしくは「小林忠兵衛」の分家の会社だったのではないでしょうか?
一応「小林製薬株式会社」の沿革を・・・
明治19年(1886年)
「小林忠兵衛」(創業者)が名古屋市で雑貨屋「合名会社小林盛大堂」を設立。
明治27年(1894年)
製薬業に進出。
大正元年(1912年)
大阪市東区に「合資会社小林大薬房」を設立。
大正8年(1919年)
「合名会社小林盛大堂」と「合資会社小林大薬房」を合併し、
大阪市西成区に「株式会社小林大薬房」を創立。
昭和15年(1940年)
「株式会社小林大薬房」から製剤部門を分離し、「小林製薬株式会社」を設立。
昭和31年(1956年)
「株式会社小林大薬房」と「小林製薬株式会社」を合併し、社名を「小林製薬株式会社」に改称。
外箱


凄くシンプルであまり面白味はないですね。
もともと価格は2円の表記がありましたが、その後の薬価改正で10円に値上がりしています。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。
横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
以上のことから、この品が戦前~戦後直後に製造されたと判断出来ますね。
中身

箱の中にはぎっしりと紙に包まれた薬剤(おそらく散剤)が入っています。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
便秘から蕁麻疹を発症した場合は、下剤で改善する可能性もありそうですが、
逆に下剤のアレルギーで蕁麻疹を発症する可能性もあるようなので、諸刃の刃ですね。
【関連リンク】
小林製薬ホームページ
小林製薬 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
解毒とありますが、もしかすると単なる下剤かもしれません。
商品名の「ウルチカ」は蕁麻疹の英語表記である「Urticaria」から来ているようです。
製造元である「小林薬品株式会社」の沿革については詳細不明。
「小林製薬」との関連性については同社広報から無いとの連絡を頂きました。
しかし「小林薬品」が「小林製薬」と同じ名古屋の会社であることと、
同名の商品が両社から発売していることからすると、関連性が全く無いとは思えません・・・
「小林大薬房」時代の子会社、もしくは「小林忠兵衛」の分家の会社だったのではないでしょうか?
一応「小林製薬株式会社」の沿革を・・・
明治19年(1886年)
「小林忠兵衛」(創業者)が名古屋市で雑貨屋「合名会社小林盛大堂」を設立。
明治27年(1894年)
製薬業に進出。
大正元年(1912年)
大阪市東区に「合資会社小林大薬房」を設立。
大正8年(1919年)
「合名会社小林盛大堂」と「合資会社小林大薬房」を合併し、
大阪市西成区に「株式会社小林大薬房」を創立。
昭和15年(1940年)
「株式会社小林大薬房」から製剤部門を分離し、「小林製薬株式会社」を設立。
昭和31年(1956年)
「株式会社小林大薬房」と「小林製薬株式会社」を合併し、社名を「小林製薬株式会社」に改称。
外箱


凄くシンプルであまり面白味はないですね。
もともと価格は2円の表記がありましたが、その後の薬価改正で10円に値上がりしています。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。
横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
以上のことから、この品が戦前~戦後直後に製造されたと判断出来ますね。
中身

箱の中にはぎっしりと紙に包まれた薬剤(おそらく散剤)が入っています。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
便秘から蕁麻疹を発症した場合は、下剤で改善する可能性もありそうですが、
逆に下剤のアレルギーで蕁麻疹を発症する可能性もあるようなので、諸刃の刃ですね。
【関連リンク】
小林製薬ホームページ
小林製薬 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
Posted by パイル二等兵 at 12:00│Comments(0)
│内服薬