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2023年03月01日

No.153:ナトマ

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.153:ナトマ
No.153:ナトマ
     品名 : ナトマ
     製造 : 株式会社資生堂
     分類 : 外傷皮膚薬
     年代 : 昭和18~27年(1943~1952年)
     定価 : 70銭
     寸法 : 13×11.5cm ※外袋 、直径4.5cm、高さ1.7cm ※ブリキ缶


資生堂の軟膏「ナトマ」です。

商品名の由来が全く不明です。
ネットで調べても何のヒントも得られませんでした。


製造元の「株式会社資生堂」の沿革は以下の通り。

明治5年(1872年)
        福原有信が東京銀座に日本初の洋風調剤薬局「資生堂薬局」を創業。
明治35年(1902年)
       「資生堂薬局内」に「ソーダファウンテン」(後の「資生堂パーラー」)を開設。
昭和2年(1927年)
       「株式会社資生堂」設立。



外袋
No.153:ナトマ
表は文字が右書きですが、裏は左書きです。

「鎮痛鎮痒剤六号」とありますが、これが何を意味するのか不明です。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、昭和30年以前の品であると推測出来ます。

横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。

「株式会社資生堂」名義ですので、昭和2年以降の品であると判断出来ます。

収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。

価格単位が「銭」となっていますので、昭和28年以前の品であると判断出来ます。

「マル公」(公定価格)が押されている価格統制品、いわゆる「統制品モノ」ですので、
昭和15~27年の品であると判断出来ます。

以上のことから、この品が昭和18~27年に製造されたと判断出来ますね。



中身
No.153:ナトマ
何の変哲もないブリキ缶です。

元々無地なのか塗装が剥げたのかは不明ですが、恐らく元々無地でしょう。



現在当資料室の「マトナ」の在庫数は個となっております。


この薬品に関する追加情報をお持ちの方は「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
   一度は資生堂パーラーでパフェを食べてみたいものです。


【関連リンク】
   資生堂ホームページ
   資生堂 - Wikipedia


【当資料室の注意事項】
   ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
   ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
   ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
   ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
   ●「陸軍衛生材料廠」の薬品類を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでいるだけです。
   ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。


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Posted by パイル二等兵 at 12:00│Comments(0)塗り薬・軟膏
 
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