ナチュログ管理画面 その他 その他 九州・沖縄 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2023年02月17日

No.148:黒色熊アカギレ膏

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.148:黒色熊アカギレ膏:
No.148:黒色熊アカギレ膏
     品名 : 黒色熊アカギレ膏
     製造 : 鈴木日本堂
     分類 : 熊の油の膏薬
     年代 : 大正15年~昭和15年(1926~1940年)
     定価 : 10銭
     寸法 : 8.4×3cm ※外袋


鈴木日本堂の「黒色熊アカギレ膏」です。

「黒色熊」と書かれているので、恐らく「熊の油」を使用したものだと思います。
「熊の油」は乾燥した肌の保湿に効果があるようなので、アカギレにも効きそうですね。


製造元の「鈴木日本堂」の沿革は以下の通り。

明治34年(1901年)
       「鈴木由太郎」が東京本所横川町に「鈴木日本堂」を創業。
昭和8年(1933年)
       外用消炎鎮痛プラスター剤「トクホン」発売。
昭和23年(1948年)
       「株式会社鈴木日本堂」に改組。
平成元年(1989年)
       「株式会社トクホン」に社名変更。
平成24年(2012年)
       「大正製薬株式会社」の子会社となる。



外袋
No.148:黒色熊アカギレ膏

なかなかリアルな熊が描かれていて面白いデザインですね。
熊のイラストがなんとなく北海道の雰囲気を感じます。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、昭和30年以前の品であると推測出来ます。

横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。

「鈴木日本堂」名義ですので、明治34年~昭和23年の品であると判断出来ます。

住所に「東京市」と記載されている、いわゆる「東京市モノ」ですので、
明治22年~昭和18年の品であると判断出来ます。

収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。

価格単位が「銭」となっていますので、昭和28年以前の品であると判断出来ます。

「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦前の雰囲気を感じますので、昭和15年以前の品であると推測できます。

以上のことから、この品が大正15年~昭和15年に製造されたと判断出来ますね。



残念ながら未開封品の為、中身をご紹介することが出来ません。



現在当資料室の「黒色熊アカギレ膏」の在庫数は1個となっております。



この薬品に関する追加情報をお持ちの方は「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
   肌が特別強いというわけではないですが、アカギレになったことはありません。


【関連リンク】
   株式会社トクホンホームページ
   トクホン - Wikipedia
   永田徳本 - Wikipedia


【当資料室の注意事項】
   ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
   ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
   ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
   ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
   ●「陸軍衛生材料廠」の薬品類を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでいるだけです。
   ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。


同じカテゴリー(塗り薬・軟膏)の記事画像
No.153:ナトマ
No.152:ヒノデ速治膏
No.151:スピル膏
No.150:フラッシュ
No.149:ヒスタメントB(試供品)
No.147:あかぎれ専門薬
同じカテゴリー(塗り薬・軟膏)の記事
 No.153:ナトマ (2023-03-01 12:00)
 No.152:ヒノデ速治膏 (2023-02-28 18:00)
 No.151:スピル膏 (2023-02-27 12:00)
 No.150:フラッシュ (2023-02-19 06:00)
 No.149:ヒスタメントB(試供品) (2023-02-18 06:00)
 No.147:あかぎれ専門薬 (2023-02-16 06:00)

Posted by パイル二等兵 at 06:00│Comments(0)塗り薬・軟膏
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
No.148:黒色熊アカギレ膏
    コメント(0)