2017年05月18日
No.106:ロートパスタ
ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・
資料No.106:ロートパスタ

品名 : ロートパスタ
販売 : ロート目薬本舗 山田安民薬房
分類 : 軟膏
年代 : 昭和21~24年(1946~1949年)
定価 : 3.5円→5円
寸法 : 4.5×4.5×1.1cm ※外箱
個数 : 10個
資料No.106:ロートパスタ
品名 : ロートパスタ
販売 : ロート目薬本舗 山田安民薬房
分類 : 軟膏
年代 : 昭和21~24年(1946~1949年)
定価 : 3.5円→5円
寸法 : 4.5×4.5×1.1cm ※外箱
個数 : 10個
ロート♪ ロート♪ ロート♪ の「ロートパスタ」です。
「山田安民薬房」、現在の「ロート製薬」が販売していた軟膏ですね。
「パスタ」とは軟膏の一種で、軟膏よりも硬い「泥膏」と呼ばれるもの。
「ロート製薬」の軟膏と言えば「メンソレータム」が有名ですが、それは昭和50年以降のこと。
それ以前は独自の軟膏を販売していたと思います。
社名が「信天堂 山田安民薬房」ではなく「ロート目薬本舗 山田安民薬房」となっております。
恐らく「ロート目薬」が大ヒットしたので、
それにあやかり「ロート目薬本舗」と言う屋号にしたのだと思います。
製造元の「山田安民薬房」の沿革は以下の通り。
明治32年(1899年)
「山田安民」が大阪に「信天堂 山田安民薬房」を創業。
明治42年(1909年)
点眼薬「ロート目薬」発売。
昭和6年(1931年)
「ロート目薬」を新容器で発売し大ヒット。
昭和20年(1945年)
「大阪大空襲」により「信天堂山田安民薬房」が全焼。
昭和21年(1946年)
「信天堂山田安民薬房」営業再開。
昭和24年(1949年)
創業50年。「ロート製薬株式会社」に改組。
昭和50年(1975年)
「メンソレータム」の製造・販売権を「メンソレータム社」から取得。
昭和63年(1988年)
「 メンソレータム社」を買収し経営権を取得。
外箱


「ロート製薬」っぽい青いパッケージですね。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。
「山田安民薬房」名義ですので、明治32年~昭和24年の品であると判断出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
価格単位が「銭」となっていますので、昭和28年以前の品であると判断出来ます。
「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。
以上のことから、この品が昭和21~24年に製造されたと判断出来ますね。
中身

何も貼られてもいないし、何も書かれてもいないブリキ缶ですね。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
私は「ロートZi」を長年愛用しております。
【関連リンク】
ロート製薬ホームページ
ロート製薬 - Wikipedia
山田安民 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
「山田安民薬房」、現在の「ロート製薬」が販売していた軟膏ですね。
「パスタ」とは軟膏の一種で、軟膏よりも硬い「泥膏」と呼ばれるもの。
「ロート製薬」の軟膏と言えば「メンソレータム」が有名ですが、それは昭和50年以降のこと。
それ以前は独自の軟膏を販売していたと思います。
社名が「信天堂 山田安民薬房」ではなく「ロート目薬本舗 山田安民薬房」となっております。
恐らく「ロート目薬」が大ヒットしたので、
それにあやかり「ロート目薬本舗」と言う屋号にしたのだと思います。
製造元の「山田安民薬房」の沿革は以下の通り。
明治32年(1899年)
「山田安民」が大阪に「信天堂 山田安民薬房」を創業。
明治42年(1909年)
点眼薬「ロート目薬」発売。
昭和6年(1931年)
「ロート目薬」を新容器で発売し大ヒット。
昭和20年(1945年)
「大阪大空襲」により「信天堂山田安民薬房」が全焼。
昭和21年(1946年)
「信天堂山田安民薬房」営業再開。
昭和24年(1949年)
創業50年。「ロート製薬株式会社」に改組。
昭和50年(1975年)
「メンソレータム」の製造・販売権を「メンソレータム社」から取得。
昭和63年(1988年)
「 メンソレータム社」を買収し経営権を取得。
外箱
「ロート製薬」っぽい青いパッケージですね。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。
「山田安民薬房」名義ですので、明治32年~昭和24年の品であると判断出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
価格単位が「銭」となっていますので、昭和28年以前の品であると判断出来ます。
「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。
以上のことから、この品が昭和21~24年に製造されたと判断出来ますね。
中身
何も貼られてもいないし、何も書かれてもいないブリキ缶ですね。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
私は「ロートZi」を長年愛用しております。
【関連リンク】
ロート製薬ホームページ
ロート製薬 - Wikipedia
山田安民 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
Posted by パイル二等兵 at 12:00│Comments(0)
│塗り薬・軟膏