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2023年03月29日

No.156:速治散

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.156:速治散
No.156:速治散
   品名 : 速治散
   製造 : 小林薬品株式会社
   分類 : 胃腸薬(腹痛、下痢、はきくだしの良薬)
   年代 : 昭和15年〜戦後直後(1940~1950年前後)
   定価 : 不明
   寸法 : 7.3×4.7×1.3cm ※外箱
   個数 : 3個

小林薬品の「速治散」です。

「速治」とは「そくぢ」と読み、当時の医薬品にたまに見かけるネーミングです。
おそらく即効性を謳った言葉なのでしょう。

主要成分の「次硝酸蒼鉛(次硝酸ビスマス)」、「炭酸石灰(炭酸カルシウム)」、
「白陶土(カオリナイト)」いずれも制酸剤のようです。


製造元である「小林薬品株式会社」の沿革については詳細不明。

「小林製薬」との関連性については同社広報から「関係無い」との連絡を頂きました。
しかし「小林薬品」が「小林製薬」と同じ名古屋の会社であることと、
同名の商品が両社から発売していることからすると、関連性が全く無いとは思えません・・・
またロゴマークが「小林大薬房」と同じなので子会社か分社、
もしくは「小林忠兵衛」の分家の会社だったのではないでしょうか?

一応「小林製薬株式会社」の沿革を・・・

明治19年(1886年)
   「小林忠兵衛」(創業者)が名古屋市で雑貨屋「合名会社小林盛大堂」を設立。
明治27年(1894年)
   製薬業に進出。
大正元年(1912年)
   大阪市東区に「合資会社小林大薬房」を設立。
大正8年(1919年)
   「合名会社小林盛大堂」と「合資会社小林大薬房」を合併し、
   大阪市西成区に「株式会社小林大薬房」を創立。
昭和15年(1940年)
   「株式会社小林大薬房」から製剤部門を分離し、「小林製薬株式会社」を設立。
昭和31年(1956年)
   「株式会社小林大薬房」と「小林製薬株式会社」を合併し、社名を「小林製薬株式会社」に改称。



外箱
No.156:速治散
No.156:速治散
なかなか渋くていいデザインですね。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。

横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。

収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。

「マル公」(公定価格)が押されている価格統制品、いわゆる「統制品モノ」ですので、
昭和15~27年の品であると判断出来ます。

以上のことから、この品が昭和15年〜戦後直後に製造されたと判断出来ますね。



中身
No.156:速治散
中には白い散剤が入った紙包みがぎっしり入っています。



この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
 10年以上前に廃業した薬屋の在庫を大量に購入したので、
 コレクションの製造会社に偏りがあり、やたらと「小林薬品」の品が多いです。


【関連リンク】
 小林製薬ホームページ
 小林製薬 - Wikipedia


【当資料室の注意事項】
 ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
 ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
 ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
 ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
 ●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
 ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。


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