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2018年01月01日

No.121:等張糖液

明けましておめでとうございます。
本年も大日本衛生資料室へお越しいただき、ありがとうございます。

本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.121:等張糖液
No.121:等張糖液
   品名 : 等張糖液
   管理 : 陸軍衛生材料廠
   分類 : 陸軍衛生材料(ブドウ糖液)
   年代 : 昭和20年(1945年)6月
   定価 : 支給品
   寸法 : 31×7.5×6.5cm ※外箱
   個数 : 1個

緊急時の栄養補給に最適な「等張糖液」です。

以前紹介した「高張糖液」の濃度が30%なのに対し、「等張糖液」の濃度は5%となっています。
サイズ的にもかなり大きい(250cc)のでそのまま点滴に使うのでしょうかね?


管理元の「陸軍衛生材料廠」についてはこちらを参照⇒『陸軍衛生材料廠



外箱
No.121:等張糖液
毎度お馴染みの質実剛健な外箱ですね。

何となくですが、昭和19年以降の箱は質素で昭和17年以前の箱は豪華な気がします。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。

戦時中にも係わらず、横書きの文字が現在と同じ左から右に書かれています。
何故か「陸軍衛生材料」は、当時主流だった右から左に書く「右書きモノ」ではないのです。

軍用品ですので、戦前の品であると判断出来ます。

「昭和20年6月」のスタンプが押されているので、この品がに製造されたと判断出来ますね。



中身
No.121:等張糖液
デザイン的には普通ですが、サイズ的には大きくて異彩を放ってますね。

ちなみにアンプカットは入っていませんでした。
最初から入っていなかったのか、紛失したのかは不明。



この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
 2018年も不定期更新となりますが、どうぞご贔屓に。


【当資料室の注意事項】
 ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
 ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
 ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
 ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
 ●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
 ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。


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Posted by パイル二等兵 at 12:00│Comments(0)陸軍衛生材料
 
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