2020年03月02日
No.142:鎮痛剤アンチ
ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・
資料No.142:鎮痛剤アンチ

品名 : 鎮痛剤アンチ
製造 : 富山化学工業株式会社
分類 : 頭痛鎮痛薬(新アンチタミン)
年代 : 昭和36~53年(1961~1978年)
定価 : 不明
寸法 : 7×5×0.6cm ※外箱
個数 : 1個
資料No.142:鎮痛剤アンチ

品名 : 鎮痛剤アンチ
製造 : 富山化学工業株式会社
分類 : 頭痛鎮痛薬(新アンチタミン)
年代 : 昭和36~53年(1961~1978年)
定価 : 不明
寸法 : 7×5×0.6cm ※外箱
個数 : 1個
富山化学工業の「鎮痛剤アンチ」です。
「アンチタミン」は昭和30年代くらいまではポピュラーな解熱鎮痛剤だったようです。
この「鎮痛剤アンチ」には「新アンチタミン」とあるので、
昭和40年代以降に登場した新薬かと思います。
「アンチタミン」の成分は不明ですがこの「新アンチタミン」は
「イソプロピルアンチピリン」「アミノピリン」「フェナセチン」が主要成分のようです。
上記3種とも鎮痛剤作用をもつ薬剤ですが、「アミノピリン」「フェナセチン」の2つは
副作用の問題から現在は経口薬としての使用はされていないもよう。
製造元の「富山化学工業株式会社」の沿革は以下の通り。
昭和5年(1930年)
富山県富山市に「富山化学研究所」を創立。
昭和11年(1936年)
「富山化学工業株式会社」を設立し、「富山化学研究所」の事業を継承。
昭和36年(1961年)
本社を東京都中央区日本橋へ移転。
昭和53年(1978年)
本社を東京都新宿区西新宿へ移転。
平成30年(2018年)
「富士フイルムホールディングス株式会社」の子会社になる。
「富士フイルムRIファーマ株式会社」へ吸収合併され解散。
「富士フイルムRIファーマ株式会社」が「富士フイルム富山化学株式会社」に商号変更。
外箱

デザイン的にはあまり古さを感じませんが、TIN缶と言うところに魅力を感じます。
漢字が「新字体」で書かれてますので、昭和25年以降の品であると推測出来ます。
「富山化学工業株式会社」名義ですので、昭和11年~平成30年の品であると判断出来ます。
住所に「東京都中央区日本橋」と記載されているので、
そこに本社があった昭和36~53年の品であると判断出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。
以上のことから、この品がに製造されたと判断出来ますね。
中身

「バファリン」っぽい白い錠剤が一つも欠けることなく整然と並んでいて気持ちが良いですね。
説明書 ※画像をクリックすると拡大します

特徴の欄に「服用して10~30分で気分がさわやかになります」などと言う
極めてイリーガルな臭いのする文言が書かれていますね。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
今回の「鎮痛剤アンチ」は正直言って当方の蒐集対象外の年代でしたが、
安さに惹かれてとりあえず購入しときました。
【関連リンク】
富士フイルム富山化学株式会社ホームページ
富山化学工業 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
「アンチタミン」は昭和30年代くらいまではポピュラーな解熱鎮痛剤だったようです。
この「鎮痛剤アンチ」には「新アンチタミン」とあるので、
昭和40年代以降に登場した新薬かと思います。
「アンチタミン」の成分は不明ですがこの「新アンチタミン」は
「イソプロピルアンチピリン」「アミノピリン」「フェナセチン」が主要成分のようです。
上記3種とも鎮痛剤作用をもつ薬剤ですが、「アミノピリン」「フェナセチン」の2つは
副作用の問題から現在は経口薬としての使用はされていないもよう。
製造元の「富山化学工業株式会社」の沿革は以下の通り。
昭和5年(1930年)
富山県富山市に「富山化学研究所」を創立。
昭和11年(1936年)
「富山化学工業株式会社」を設立し、「富山化学研究所」の事業を継承。
昭和36年(1961年)
本社を東京都中央区日本橋へ移転。
昭和53年(1978年)
本社を東京都新宿区西新宿へ移転。
平成30年(2018年)
「富士フイルムホールディングス株式会社」の子会社になる。
「富士フイルムRIファーマ株式会社」へ吸収合併され解散。
「富士フイルムRIファーマ株式会社」が「富士フイルム富山化学株式会社」に商号変更。
外箱

デザイン的にはあまり古さを感じませんが、TIN缶と言うところに魅力を感じます。
漢字が「新字体」で書かれてますので、昭和25年以降の品であると推測出来ます。
「富山化学工業株式会社」名義ですので、昭和11年~平成30年の品であると判断出来ます。
住所に「東京都中央区日本橋」と記載されているので、
そこに本社があった昭和36~53年の品であると判断出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。
以上のことから、この品がに製造されたと判断出来ますね。
中身

「バファリン」っぽい白い錠剤が一つも欠けることなく整然と並んでいて気持ちが良いですね。
説明書 ※画像をクリックすると拡大します

特徴の欄に「服用して10~30分で気分がさわやかになります」などと言う
極めてイリーガルな臭いのする文言が書かれていますね。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
今回の「鎮痛剤アンチ」は正直言って当方の蒐集対象外の年代でしたが、
安さに惹かれてとりあえず購入しときました。
【関連リンク】
富士フイルム富山化学株式会社ホームページ
富山化学工業 - Wikipedia
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
Posted by パイル二等兵 at 03:00│Comments(0)
│頭痛薬・鎮痛剤