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2018年02月20日

No.125:北原下痢止(其ノ弐)

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.125:北原下痢止(其ノ弐)
No.125:北原下痢止(其ノ弐)
   品名 : 北原下痢止
   販売 : 北原薬品株式会社
   分類 : 胃腸薬(下痢止め)
   年代 : 昭和21~30年(1946~1955年)
   定価 : 不明(値札は30円)
   寸法 : 10.2×7×1.5cm ※外箱
   個数 : 2個

アルス薬品の「北原下痢止」です。

この品自体に特段情報はありません。 読んで字のごとく下痢止め薬でしょう。


製造元の「アルス薬品株式会社」の沿革については詳細不明ですが、ザックリとご紹介いたします。

大正6年(1918年)に「北原白秋」の弟「北原鉄雄」が出版社「株式会社アルス」を創立。
昭和18年(1943年)以前に出版社の1部門として「アルス薬品部」が存在し
薬品類の製造販売をしていたもよう。
戦後「アルス薬品部」は子会社「アルス薬品株式会社」として分離。
年代不明ですが社名を「北原薬品株式会社」に変更したと推測。



外箱
No.125:北原下痢止(其ノ弐)
No.125:北原下痢止(其ノ弐)
流石は母体が出版社だけあって、文学作品の装丁のようなデザインですね。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。

住所に「東京都」と記載されていますので、昭和18年以降の品であると判断出来ます。

収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。

「価格統制品」マークが押されていませんので、昭和15~21年以外の品であると判断できます。
また戦後の雰囲気を感じますので、昭和21年以降の品であると推測できます。

以上のことから、この品が昭和21~30年に製造されたと判断出来ますね。



中身
No.125:北原下痢止(其ノ弐)
紙包みの中に粉薬が入っています。

漏れ出た粉から推測するに、パウダー状の白い散剤のようです。
イメージ的には「太田胃散」のような。



この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
 今年に入って新たな薬品を入手しておりません・・・
 そろそろ気になる物の入手に動こうかな、と考えております。


【関連リンク】
 アルス (出版社) - Wikipedia
 北原鐵雄 - Wikipedia
 北原白秋 - Wikipedia


【当資料室の注意事項】
 ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
 ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
 ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
 ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
 ●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
 ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。


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