No.101:ハッピー(専売局・10本入)

パイル二等兵

2017年05月05日 12:00

ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・


資料No.101:ハッピー(専売局・10本入)

   品名 : ハッピー
   製造 : 大蔵省専売局
   分類 : タバコ(両切りたばこ)
   年代 : 昭和23~24年(1948~1949年)
   定価 : 不明(10本入)
   寸法 : 7×3.8×1.5cm
   個数 : 9個
何となく幸せ・・・「ハッピー」です。

「ハッピー」は昭和23年(1948年)に誕生した両切りタバコ。
理由は不明ですが昭和32年(1957年)に製造終了となっています。
文学作品等に登場することもなく、あまり有名な銘柄ではないと思います。

以前専売公社時代の「ハッピー」紹介していますので、こちらも参考にされて下さい。
 ⇒『ハッピー(日本専売公社・10本入)

月桂樹をデザインしたパッケージは何度か微妙に変更されているもよう。

「ハッピー」には専売制以前に「インペリアルタバコ株式会社」より発売されていた
初代「ハッピー」と言える銘柄が存在します。
検索しても当時のポスターしか見つからず、
初代「ハッピー」がいかなるものだったのかは不明・・・


製造元の「日本専売公社」の沿革は以下の通り。

明治30年(1897年)
   葉タバコの専売に先駆けて、「大蔵省」が管轄する「葉煙草専売所」を全国61箇所に設置。
明治31年(1898年)
   政府が1月1日から葉タバコの専売を開始。
明治31年(1898年)
   「大蔵省」の外局として「葉煙草専売所」を管轄する「専売局」を設置。
明治32年(1899年)
   「葉煙草専売所」が廃止、それに代わり「専売支局」を全国56箇所に設置。
明治37年(1904年)
   政府がタバコ製造の専売を開始、それに伴い「専売局」を「煙草専売局」に改組。
明治40年(1907年)
   「煙草専売局」「樟脳事務局」「塩務局」を統合、新たに「専売局」を設置。
昭和24年(1949年)
   「専売局」は「大蔵省」から分離独立し、「日本専売公社」が発足。
昭和60年(1985年)
   「日本専売公社」は「日本たばこ産業株式会社」に専売権を継承させ解散。



外箱


パッケージは公募で選ばれた「福田杜子夫(ふくだとしお)」さんの作品で
月桂樹をデザイン化したもの。
「福田杜子夫」さんは本の挿絵を描いていたプロの方のようです。


漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。

「専売局」名義ですので、明治40年~昭和24年の品であると判断出来ます。

「ハッピー」の生産期間から、昭和23~32年の品であると判断出来ます。

以上のことから、この品が昭和23~24年に製造されたと判断出来ますね。



残念ながら未開封品の為、中身をご紹介することが出来ません。



この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。

それでは、またのお越しを・・・



【室長日誌】
 内容的には以前紹介した『ハッピー(日本専売公社・10本入)』のコピペです・・・


【関連リンク】
 JTホームページ
 大蔵省専売局 - Wikipedia


【当資料室の注意事項】
 ●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
 ●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
 ●薬の年代特定に関しては『レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
 ●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
 ●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
 ●米帝の薬品類は『パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
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