No.152:ヒノデ速治膏
ようこそ大日本衛生資料室へ。 本日ご紹介する資料はコチラ・・・
資料No.152:ヒノデ速治膏
品名 : ヒノデ速治膏
製造 : ヒノデ製薬社
販売 : 合同製薬株式会社
分類 : 軟膏(肩こり軟膏)
年代 : 昭和15年~戦後直後
定価 : 不明(値札は5円)
寸法 : 13.1×5cm ※外袋
個数 : 1個
肩こりに塗って効く「ヒノデ速治膏」です。
「速治」とは「即効性がある」みたいな意味ですかね?
現在でも別のメーカーが「速治膏」と言う商品を製造販売しています。
その商品によると読みは「そくぢ」のようです。
製造元の「ヒノデ製薬社」、販売元の「合同製薬株式会社」の沿革については詳細不明。
外袋
地方の製薬会社っぽい味気ないデザインですね。
漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、
昭和30年以前の品であると推測出来ます。
横書き文字が右から左に書かれている、いわゆる「右書きモノ」ですので、
戦前~戦後直後の品であると推測出来ます。
収入印紙が貼られていませんので、大正15年以降の品であると判断出来ます。
「マル公」(公定価格)が押されている価格統制品、いわゆる「統制品モノ」ですので、
昭和15~27年の品であると判断出来ます。
以上のことから、この品がに製造されたと判断出来ますね。
残念ながら未開封品の為、中身をご紹介することが出来ません。
この薬品に関する追加情報をお持ちの方は、
「コメント」または「メッセージを送る」から御教授下さい。
それでは、またのお越しを・・・
【室長日誌】
月に何度か肩こりが酷い日がやってきます…
肩こりだけだといいのですが、それが頭痛につながると辛いですね…
【当資料室の注意事項】
●ご紹介する薬品に違法な物は含まれておりません(・・・多分)。
●記載されている情報はネットで軽く調べた程度のモノです。
●薬の年代特定に関しては『
レトロな薬の年代特定法』を参照して下さい。
●「旧字体モノ」「右書きモノ」などの「〜モノ」は私が勝手に名付けただけです。
●「陸軍衛生材料廠」の品を「陸軍衛生材料」としていますが、私が勝手に呼んでるだけです。
●米帝の薬品類は『
パイル二等兵の露営日記』にてご紹介致します。
関連記事